こんにちは、小林です。
突然ですが皆さんは「クラシック」についてどんな印象をお持ちでしょう?
難しそう、お金がかかりそう、気になった曲があってもタイトルが解らない、大曲を聴きこなせるか不安、こんな印象をお持ちではないでしょうか。
確かにクラシックは極めようと思えば難しく、且つお金もかかるものです。
ですが、とりあえず聞いてみる、ということであればそんなことはありません。
では先ほどあげたクラシックの印象について、見直してみることにしましょう。
まず、「難しそう」という印象ですが、これはおそらく理由は2つあるのではないかと思います。
一つ目は、タイトルの意味が解らない。
二つ目はクラシックの番組等で専門家が専門用語等を使って解説していてついていけない、こんなところではないでしょうか?
クラシックはよくタイトルに「○○交響曲」や「○○協奏曲」を冠したものがあるかと思います。
この交響曲や協奏曲という言葉には勿論意味があります。
しかし、とりあえず聴くのであれば特に気にすることはありません。
「およげたいやきくん」や「東京五輪音頭」と言っているようなものです。
ただのタイトルです。
また専門家の解説も気にしなくて良いです。
専門家だからこそ難しい解釈をしているだけなのです。
聴くだけなのに知識から入る必要はありません。
考えるな感じろくらいの気持ちで聴いて問題ありません。
勉強は本格的に興味を持ってからで遅くはありません。
そして「お金がかかりそう」という部分ですが、これについては同じ曲の別の指揮者や演奏者の演奏を聴き比べたり、良い機材を買ったりすれば確かにお金はかかります。
しかしCD1枚購入するのであれば1000円前後で購入することができます。
1000円前後どころか、100円均一のCDや300円CD、500円CD等もあります。
無理せず購入しやすい価格帯のものを1枚購入するところから始めれば良いのです。
また、動画サイト等で無料で視聴することもできます。
良い時代になりましたね。
「気になった曲があってもタイトルが解らない」についてですが、これについてはその通り、としか言いようがありません。
しかし私の友人で私よりもクラシックに明るい友人に
「有名な曲のタイトルと曲って大体解るものだろうか?私は解らない曲も結構あるのだけど」
と言ったところ
「いや、うん。そんなもんだ。」
という返事が返ってきましたので、クラシックに詳しい人でも解らない楽曲はいくらでもあるのです。
以前行ったクラシックの講義をしていた大学教授が
「この曲は全然知らなくて、学生に教えてもらったんだ。」
と言っていたこともありました。
無性にその曲が聴きたいのでなければ、いつかタイトルが分かる日も来るだろう、くらいに思って他に気になった曲をのんびり聴くのが良いと思います。
最後に「大曲を聴きこなせるか不安」に付いてですが、こちらについてはそんなもん聴かんで良い、というのが個人的な意見です。
クラシックに興味が少々あるくらいの内からいきなり長い曲を聴くということは、初めて行った国の食べたことのない料理を大皿で頼むようなものです。
自分に合うか合わないかわからない作曲家の1時間もある曲を無理に聴いても、よっぽどクラシックに適性のある人で無い限り、あまり楽しくはないかと思います。
私自身も最初は20分の曲でも長いな、と感じたものです。
世の中には5~10分程度の小曲も沢山ありますので、そういった曲を中心に聴いて行けば良いと思います。
さてすっかり長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いくださいましてありがとうございました。
写真は私自信が高校時代使っていた楽器です。最近は時間が無く吹いていないですね…。
久しぶりに吹きたいです。