こんにちは、小林です。
今年の6月は寒い日が多かったですね。もうそろそろ温かくなるでしょうか。
7月になると書店で文庫本のフェアをしているのを見かけます。
私が中学生くらいの頃は一部の出版社のみだった気がしますが、最近は各出版社ごとに色々なフェアをやっているようですね。
この手のフェアの時期になるとお勧めの本をまとめた無料の冊子も配布されるので、学生時代はこれを参考に本を選んだりもしていました。
さて、文庫本フェアの本と言えば映画化された話題の作品から、有名人のエッセイまで様々なジャンルが並んでいますが、毎年欠かさず並んでいるのがいわゆる名作文学です。
国内だと夏目漱石や森鴎外、川端康成、芥川龍之介、太宰治等、外国作品ではディケンズやヘッセ、カフカ等…まだまだ沢山あって上げきれないほどです。
しかしこれらの名作をどの程度読んでいるでしょうか?
正直なことを言うと私自身もおそらくごく一部しか読めていません。
夏目漱石は何作か読んではいますが、特に有名な「吾輩は猫である」はまだ読んでいませんし、ディケンズは「クリスマスキャロル」しか読んだことがありません。
国内にも世界にも定番の名作文学は沢山ありますが、これらを沢山読むのもなかなか時間のかかることです。
ところでこういった作品は元々大人向けに発行されていても、後に子供向けにも出版されることがありますね。
小学校や中学校の図書室には大抵置いてあるものですが、学校によっては古い本がそのまま置かれていて、誰にも読まれずに日に焼けたりしていることも少なくないかと思います。古い本って何故かなんとなく手に取りづらいものですね。
しかしあの時読んでいれば大人になってから、あれも読んでいないしこれも読んでいない、とならなかったのではないかと今更ながらに少々後悔しています。
最近の子供向けの名作全集をネットで調べてみると、昔とは違ってアニメチックな可愛い表紙の物も多いようです。
これだったら昔読んだかもしれないなあ、なんて思いつつも読書不足の事実は変えようがありません。
文庫フェアの話に戻りますが、ここ最近は大人向けにも表紙を工夫した名作文学の本がよく見られます。
俳優の写真を使用したものや漫画絵のもの、シンプルな文字のみのもの、お洒落な幾何学模様の表紙等が目を引きます。
読み損ねていた名作文学を読む機会かもしれない、と思い毎年夏になると未読の名作文学を1,2冊買い込みます。今年は何を読みましょう。
今更ですが、川端康成の「雪国」なんて良いかもしれません。夏の暑さも多少は和らぐのではないかと勝手に期待をしつつ、名作読書といきたいと思います。