傾聴はカウンセリングで最も重要な技法?!
はじめまして、こんにちは。札幌市中央区にある、ここころplusカウンセラーの嶋田です。
少しだけ自己紹介をさせてください。
私は大学院で臨床心理学を学び、臨床心理士という資格を持っています。
臨床心理学って何ぞや?
と思う方も少なくないのではないでしょうか。
臨床心理学とは、様々な悩みや問題を抱えている人に対して援助(カウンセリングなど)を行ったり、回復・予防、その研究を行う学問のことです。
人のこころは揺れ動きます。
うつ病はこころの風邪などと言われることもありますが、誰もがこころに不調を抱える可能性があるのです。
今日はなんだかやる気が起きない…だるい…
そんな日、ありませんか?
あの人最近元気ない気がする…何かあったのかな…
そう感じること、ありませんか?
その原因を探っていくと、本人も気づかないうちにこころが疲れ、悩みや問題を抱えているということがあります。
そのまま頑張り続けてしまうと、うつ病になっていた、ということもあるのです。
こころが疲れた時はどうすればいい?
そこで有効な手段のひとつとして、『人に話す』ことが挙げられます。
話すことで自分の気持ちを整理し、こころを浄化させることが出来ると言われています。
ただし、『聴く』方にもコツがあります。
心理学では『話を聴く』ことを『傾聴(けいちょう)』といいます。
今回はカウンセリング技法のひとつである『傾聴』をご紹介します。
日常生活でも活用出来るので是非参考にしてください!
家庭でも使える傾聴
『傾聴』とはただ相手の話をなんとなく聞くのではなく、相手の気持ちに寄り添いながら相手の気持ちを分かろうとしながら話を聴くことです。
「今日ね、こんなことがあって、あんなことがあって…大変だったの」というパートナーやお子さんの発言に対し、「こうすればよかっただろう」「みんな大変なんだよ」などと応答していませんか?
『傾聴』はアドバイスや否定をすることではありません。
「そんなことがあったんだね、大変な一日だったね。疲れただろう」と労いの気持ちを持って応答してみてください。このように『傾聴』すると、「わかってもらえた感じ」がして心が安らぐのです。
カウンセリングにおける傾聴
カウンセラーはクライアントの話を『傾聴』し、クライアントのこころに寄り添いながら、一緒にそのこころの動きを感じていきます。
そうすることで、クライアントは自分のこころと真摯に向き合っていくことが出来るようになります。
そして本来の力を取り戻し、より成長していけるようになっていくのです。
私の恩師である某大学教授も「カウンセリングの最重要技法はほんものの傾聴である」と述べています。
忙しい現代社会では、ゆっくり自分と向き合う時間を持つのはなかなか難しいかもしれません。
札幌市中央区のここころplusでは、そのお手伝いをさせていただきたいと思っています。