傾聴を身につけるとどうなるか
こんにちは、ここころplusカウンセラーの嶋田です。
傾聴の必要性
実は私、今年北海道に引っ越して来ました。生まれも育ちも関東で、北海道には何回か旅行に来たことがあった程度です。
実際に暮らしてみて、北海道はごはんもお酒も美味しく、親切でおおらかな方が多い印象です。
特に札幌は都会と自然が融合していて、とても心地がいいです。
さらに、夏は暑すぎず気持ちがよくて沢山出かけてしまうので気が付いたらダイエットに成功していました!
ただ、そんな私にも唯一の悩みが…。
それは、北海度に友達がほとんどいないことです。
そこで気づいたのです!「私、誰かに話を聴いて欲しいんだ」ということに。
ただし、「誰か」は前回お話した『傾聴』してくれる人が望ましいと私は思っています。
『傾聴』の技術が身についている人には、自分の思っていること、悩んでいること、感じていることをスラスラ話せてしまいます。
そして話し終えた頃には、気持ちの整理がついて、こころがスッキリ!します。
傾聴しないとどうなる?
逆に、まったく『傾聴』の技術が身についていない人に話すと、「○○すれば良かったのに」「〇〇しなきゃだめじゃない」といったアドバイスや否定的な言葉が返って来ることがあります。
そうすると、「あぁ、私ってだめなんだな…」と自己肯定感が下がり、なんだかどんよりした気持ちになるんですよね。これでは悩みを解決するどころか、こころの元気がなくなってしまいます。
傾聴のコツって?
では、『傾聴』出来る人と出来ない人は何が違うのでしょう。
大学や大学院で心理学を学んでいるかいないか、などではありません。
ちょっとした心がけで『傾聴』の技術は身につきます。
では、具体的な『傾聴』のコツについてお話したいと思います。
それは…
「余計なことを言わない」ことです。
もう一度言います。
「余計なことを言わない」です。
えっそれだけ?と思われた方もいるかもしれません。しかし、これが意外と難しいんです。
「余計なことを言わない」ということは、アドバイスや批判をしないということです。
家族や友人とのなにげない会話を思い出してみてください。
ついついアドバイスや批判めいたことを言っていませんか?
相手のためを思って言ったつもりが、けんかになってしまった、気まずい雰囲気になってしまった、なんてことになりかねません。
そうなると話し手は「この人には自分の気持ちを分かってもらえない」と感じるのです。
さらには家族関係や友人関係などのトラブルに発展してこころが疲れ果て、カウンセリングにいらっしゃる方も少なくありません。
傾聴とは、『相手の気持ちに寄り添う』ことが大事です。
アドバイスや批判したい気持ちをグッと抑えて、相手の気持ちに寄り添いながら話を聴き相手の気持ちを分かろうとすることに全力を注いでみてください。
もちろん、アドバイスをすること自体が悪いわけではありません。
相手がアドバイスを必要としている場合もあります。
そこを見極めるためにも、相手の気持ちに寄り添って相手の気持ちを分かろうとすることは大事なことだと思います。
是非実践してみてください。
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