災害後1週間ごろからで始める不調
札幌市のカウンセリング、メンタルサポートここころのブログ担当の小林です。
先日発生した北海道胆振東部地震にて被災された皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。
あれから3週間経過しましたが、現在も非難生活を続けられている方もいらっしゃいます。
少しでも早く以前の生活に戻ることができることを願ってやみません。
今回の地震では北海道全域での停電もあり、現代の生活というのはつくづく電気ありきの生活なのだと痛感しました。
交通インフラも数日に渡って停止してしまっていました。
電車は電気がないと走らせられない、というのは普段でも理解できる話ですが、バスが信号が停止しているため安全が確保できず運航停止というのは、なってみて初めて気が付くことでした。
災害時役に立ったもの
つい先月、ネット通販でUSBアダプターを利用して充電ができる、小さいリーディングライトを購入しました。
購入した当初はそれこそ、手軽に使える小さいライトとして利用していました。
地震のあった直後、電気が付かず困っていたのですがこれがあったおかげで、多少は辺りを照らすことができました。
また、よく災害時に利用されるものの一つではありますが、カセットコンロはこういった時に役に立ちますね。
自宅の台所はIH式なので、停電中は煮炊きができないため調理の際に使用していました。
周囲の人の話では、車のUSBポートが約に立ったと言っていた人が多かったように思います。
スマートフォン等の充電をするために、1日何度か車にこもって充電していたそうです。
札幌市役所では地震のあった次の日に、スマートフォンの充電を希望する人が殺到していたそうですね。
災害は基本的には予想外に起こるものですし、色々と備えておくのは場所を取ったりしてしまいますが、充電器の一つくらいは普段使わなくても持っていた方が良さそうです。
心のケアは忘れずに!カウンセリングも有効です
突然の大地震とその後の断続的な余震で疲弊してしまった方も多くいらっしゃると思います。
災害直後は緊張状態にあるので、脳や身体が動くのですが、少し復旧の兆しが見えてくる1週間後ぐらいから不調が出てくる場合があります。
夜、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなってしまったりすると、体力も消耗してしまいます。
睡眠以外にも胃の調子が悪くなったり、1日中だるくなってしまったりするのも辛いですよね。
また、避難生活を続けているかたは日々相当なストレスを受けて生活されているかと思います。
最近のニュースで、避難所にメンタルケアの専門スタッフが被災された方の話を聞いたり、マッサージをしたりする姿を目にしました。
今後、ボランティアや行政の支援含め、こういった機会が増えると良いですよね。
ストレスが溜まった時は人と話すことと休むことが大切です。
避難等による環境の変化でそれがすぐにできない場合は、カウンセリングや精神科医に相談するのが良いでしょう。
札幌までカウンセリングで来れない場合とかは、現在インタネット上でも相談ができるサービスもありますので、貯めたストレスはなるべく発散して心穏やかに過ごせるようになると良いですね。