忙しい時の選択肢として、漢方
札幌市のカウンセリング、メンタルサポートここころのブログ担当の小林です。
そろそろ冬ですね。
これからの時期は学生の方は勉強等、大人の方は仕事や行事でいそがしいという方も多いと思います。
なるべくゆっくり休みたくとも時間がとれないのは辛いですね。
ストレス解消にインターネットやゲームに時間をする、という方もいらっしゃると思いますが、夢中になりすぎて寝る時間が遅くなってしまうと、熟睡できずにかえって疲れてしまいます。
憂鬱にもなりやすくなるので、仕事等でやむを得ない場合は仕方ありませんが、できるだけ熟睡できる時間を確保しましょう。
気とうつ
みなさんは漢方をご存じでしょうか。
最近は内科等でもよく漢方薬が処方されるようになりましたし、街のドラッグストアには漢方薬のコーナーもありますので、なんとなく知っているという方も多いと思います。
ところで漢方には「気」という考え方があります。
「気」とは体を流れるエネルギーのことです。
この「気」に乱れが生じると元気がなくなったりイライラしたりします。
「気」の変化は以下の4つにわけられます。
・気虚(ききょ)
・気うつ
・肝気うっ結(かんきうっけつ)
・気逆(きぎゃく)
簡単に4つの「気」の状態についてご説明しますと、
「気虚」とは疲れやすく冷えやすい状態、
「気うつ」とは気分が落ち込み不安な状態、
「肝気うっ結」とはイライラしたり体がこわばってしまう状態、
「気逆」とはのぼせたり激高したりする状態のことです。
今のお薬は自分に合っていますか?
ところでうつ病の場合、心療内科や精神科では抗精神薬や抗うつ薬が処方されることも多いでしょう。
しかし、人によっては合わなかったり副作用がでてしまう場合もあります。
そんな時はまた別の心療内科や精神科を受診しようか迷うこともあるかと思います。
しかし、新たに予約を取ろうと思うと1ヶ月以上も待たされてしまったりするのが悩ましいですよね。
早く少しでも良くなりたいのに我慢するのは辛いですし、次の病院で出される薬が合うかどうかの不安もあります。
そんな時は考えを少し変えて、漢方薬を処方してもらえる内科等に相談してみるのも良いかと思います。
漢方薬は薬なので副作用がないわけではありませんが、「気」を整えたり、足りない「気」を補ったりするという、ホルモンの量を調整したりする抗精神役等とは違い、脳だけではなく体や心というおおきな括りで調整する作用があります。
漢方も西洋医学と同じく、人によっては合う合わないがあるかとは思いますが、今の西洋医学の薬が合わない方には解決策の一つになるかもしれません。
西洋医学に比べて具体性がないように感じ方もいらっしゃるかもしれませんが、東洋医学の歴史は約2000年にもなります。
西洋医学の薬と比べて依存性が少ない等、西洋医学の薬にない利点も多くあります。