こんにちは。
カウンセラーの中山です。
“褒める効果を倍増させる魔法の言葉”をご存知ですか?
「褒める」の効果は絶大ですね。
褒めて伸びる人も沢山います。
コーチングも「褒める」ことを上手に使うことが出来ると高い効果が期待できますね。
実はこの「褒める」が上手くできずにコーチングや子供の教育に苦戦している人が多いです。
褒めた後に自分の意見を発言する時に、台無しにしてしまう言葉があります。
それは
「でも・・・」
という言葉です。
相手の意見を褒めた後に、
自分の意見を言う時に無意識に使ってしまっている言葉が、
褒めた言葉を台無しにしてしまっています。
相手の事を心から褒めても、「でも」という言葉でその気持ちが伝わらなくなってしまいます。
無意識のうちに使ってしまうこの「でも」をある言葉に置き換えることで、コーチングや承認効果が高まります。
その魔法の言葉は
「実は」 です。
実は、私は…と続けてみてください。
「でも」を「実は」に置き換えると、
私の考えも伝える事ができますし、
相手の良い部分と自分の良い部分を合わせることも可能になります。
「でも」と言われると否定されている感じに聞こえ、褒められた印象が薄くなってしまいますが、「実は」と続くとすんなり聞くことが出来ますね。
この「実は」を使った後に、
最初に相手の褒めた部分をもう一度褒めてみると
自分の意見と相手の意見の良いところが合わさり前向きな行動に変わり、更に効果が高まります。
仕事の場面を例に見てみましょう。
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★「でも」を使っている場合・・・
Aさん 「どうですか、このチラシ。自分では今まで作ったなかで自信作なんです。」
あなた 「おっいいね!色づかいが素敵だし、すごく目立ちそう。あ~でも、商品のカラーバリエーションにない色使うと、お客様が勘違いするかもしれないなぁ。」
Aさん 「そうですね…。それなら商品にある色だけ使って作ります。」
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★「実は」を使うと・・・
Aさん 「どうですか、このチラシ。自分では今まで作ったなかで自信作なんです。」
あなた 「おっいいね!色づかいが素敵だし、すごく目立ちそう。実は、私は商品のカラーバリエーションにない色使うと、お客様が勘違いするかもしれないと思うんだ。」
Aさん 「そっか、それもそうですね。商品にある色を使って作ります。」
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★さらに最後にまた褒めると・・・
Aさん 「どうですか、このチラシ。自分では今まで作ったなかで自信作なんです。」
あなた 「おっいいね!色づかいが素敵だし、すごく目立ちそう。実は、私は商品のカラーバリエーションにない色使うと、お客様が勘違いするかもしれないと思うんだ。」
Aさん 「そっか、それもそうですね。商品にある色を使って作ります。」
あなた 「このチラシの色づかいも素敵で、すごく目立つよね。今の色づかいを活かしながら、お客様が勘違いしない方法はないかな?」
Aさん 「では、今の色を活かしつつ、お客様が勘違いしない方法は無いかもう一度考えて提案します。」
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こんな感じです。
3つの会話を出しましたが、
それぞれ感じる印象が違いません?
「でも」の一言で、
あなたの努力を打ち消していることはありませんか。
意識して「実は」を使うと褒める効果が高くなりますよ。