カウンセリングで多いうつ病相談
みなさん、こんにちは。
札幌市中央区にあるカウンセリングルームここころです。
雪もかなり解けてきた今となっては古い話題になってしまいますが、2月の札幌市は雪まつりが開催されていたのでとてもにぎわっていました。
みなさん、あの巨大な雪像を誰が作っているかご存知ですか?
一部の雪像は陸上自衛隊の方たちが「野戦築城訓練」の一環ということで製作に携わっているそうですよ。
さて、私どものカウンセリングルームここころでは、『うつ病相談』というメニューと『心理カウンセリング』という2つのコースがあります。
なぜ、コースを分けているかというと、うつ病の方は回復までに時間がかかることが多いこと、再発する可能性もあることから、時間をかけてしっかり通っていただきたいと思っているのです。
そのため、『うつ病相談』の値段をお安くさせていただいています。
ただ、うつ病といってもさまざまな種類があるのをご存知ですか?
今回は、うつ病にも色々なものがあることをご紹介したいと思います。
最近よく聞く新型うつ病って?
みなさん『新型うつ病』という名前を聞いたことがあるでしょうか?
最近は、仕事のストレスがきっかけで、職場では抑うつ症状が出るものの、帰宅すれば回復して、休みの日は普通に楽しめる人が増えていると言われています。
こういった方には、うつ病に効くお薬はあまり効かないことが多く、従来のうつ病とは少し違っていることから『新型うつ病』と呼ばれています。
『新型うつ病』のイメージは以下なようなものがあります。
・若い人に多く、軽症である。
・本人は仕事のストレスが原因と訴えるが、周囲からみるとさほど大変な状況とは思えないことが多い。
・抑うつのため仕事は出来ないが、余暇に趣味は楽しく過ごせているように見える。
・自分を責めることは少なく、職場や上司、同僚のせいだと愚痴ることが多い。
・病休を長く続けることに抵抗が少ない。
・抗うつ薬をはじめ、薬物療法はほとんど効かない。
こういった場合には、体力をつけたり、乱れている生活リズムを整えたりすることに重点を置きつつ、ストレスに強くなる方法を探ることが大切だと言われています。
今の時期に多い季節性うつ病
『季節性うつ病』は、主に冬に発症し、春になると自然に症状が消えていくと言われています。
症状は以下のようなものがあります。
・寝すぎてしまう、朝起きるのがつらくなった
・落ち込むことが多くなった
・食欲が増した
・集中力が続かなくなった
・体を動かすのだるくなった
・今まで楽しいと思ったことが楽しめなくなった
はっきりした原因は分かっていませんが、日照時間が関係していると言われています。
日光などの光を浴びると、人間の脳内では覚醒と睡眠のリズムを整えるメラトニンという物質が作られます。
季節性うつ病の人は、このメラトニンを正しく作られていない可能性があるそうです。
なので、なるべく光に浴びると良いようですが、この寒い季節に長時間外にいるのも危険ですよね。
あまりにもつらい症状が続くようであれば一度専門家に相談してみてもよいかもしれません。
増加している非定型うつ病
『非定型うつ病』も増加傾向にあると言われています。
強い抑うつがあるのは通常のうつ病と同じですが、以下が特徴的だと言われています。
・日中も強い眠気がある
・過食になる
・よいことがあると気分がよくなる
「うつ病かも?」と思ったら、まずはかかりつけの内科などを受診するとよいでしょう。
体調がすぐれず、身体の異常がなければカウンセリングなどをご検討ください。
ここころでも随時ご相談、カウンセリングを行っておりますのでお気軽にご利用ください。