札幌の休校によるストレスはカウンセリングで・・・
北海道と札幌で緊急共同宣言を受けて4月14日~5月6日まで小・中・高等学校などが一斉休業となりました。
休校により、お子さんが家にいる機会が多くなります。
家でじっとしていると知らず知らずにストレスが溜まって来てしまいます。
ストレスがたまると無意識の内に「発散」しようとしてしまいます。
その代表的な例が「暴言」や「暴れる」といった行動になって現れることがあります。
緊急共同宣言により不要不急の外出を控えるため、外で発散することが出来ないため
知らず知らずのうちにストレスを身体にため込んでしまっているのです。
一カ月弱の休校の間、お子さんの言動に変化が出てきたら「カウンセリング」で心のケアをしてあげることが大切です。
カウンセリングは不要不急?
緊急共同宣言では、不要不急の外出を控えることが言われています。
新型コロナウイルス感染症対策としては、接触機会の低減が重要なので外出を控えることは大切なポイントになります。
そこで、カウンセリングは不要不急なのか?
「心の回復」という観点から考えると、カウンセリングは不要不急には当てはまらないのですが、
札幌を含め北海道全域で外出自粛が求められているので、カウンセリングもある一定の基準で
カウンセリングを受けるために札幌の中央区に来て頂くかなどを判断して頂けたらと思っております。
(4月18日に空間除菌機器をカウンセリングルーム各部屋に設置となります。また、今まで通り、除菌、換気の対策を続けていきます。)
「うつ状態が2週間前と比べてひどくなった」
または、
「大きな変化(大切な人との別れ、転職、就職、昇進、部署異動など)があり、頭が働かない、寝れなくなった」
この様な場合は、不要不急と考えず、カウンセリングを考えて頂きたいです。
一人で抱え込まずにカウンセリングをご検討ください。
家にいることで子どもにストレスが
札幌を中心に全道各地で「学校が休校」になっています。
ゴールデンウィーク終了までの間、外出が制限されお子さんの心にも負担が掛かっていると思います。
心に負担がかかると、無意識に「ストレス発散」をしていることがあります。
家の中にずっといることで、ストレスがたまり無意識で発散させる典型的な例が、「暴言が多くなる」「暴れる」という行動です。
ストレス発散とは、身体から何か出す事と言われています。
例えば
スポーツ・・・汗を身体から出す
カラオケ・・・声を出す
ヨガ・・・呼吸法で息を多く出し、汗を出す
など、ストレス発散に良いと言われている事は
身体から何かを出しているということになります。
子どもは「感情」をコントロールすることが
大人と比べ出来ないので、内に秘めた感情を
そのまま身体の外に出してしまうことが多いのです。
外出自粛により、「暴言」や「暴れる」といった言動がみえた場合は
ストレスを無意識で発散させている可能性が高いです。
外出自粛がきっかけで言動が気になった場合は、一時的なことが多いので、焦らずに向き合ってあげることが大切です。
札幌の自宅で出来るカウンセリング
札幌は人口が多いので、人がいない環境で子どもをのびのびとさせてあげることは難しいかもしれません。
その様な場合は、家でゆっくりお話を聴いてあげるということが有効です。
ストレスをため込んでいるため、いつもと違うことを言うかもしれませんが、受け入れてあげてください。
ゆっくりお話を聴くということは、カウンセリング効果があり心の余裕を取り戻すことに繋がります。
カウンセリングで重要な「傾聴スキル」
カウンセリングでは、「傾聴」が重要です。
傾聴が出来るかどうかでカウンセリングが出来るかどうかが決まるといっても過言ではありません。
耳を傾け話を良く聞いてくれる人は結構多いのですが、話を聞いたあとに「アドバイス」をする人が多いのです。
子どもの暴言などを聞くとつい注意したくなります。
子どもの将来の為に今注意して直す必要があると考える方は多いのではないでしょうか。
子どもの将来の為と考える「注意」「アドバイス」は大切ですが、外出自粛でストレスがたまり「暴言」などがあった場合は、「ストレス発散」を無意識で行っている可能性が高いです。
その場合は、お話に耳を傾けてあげてください。
アドバイスを控えて聴いてあげることで、ストレス発散が出来て心に余裕を取り戻す効果もあるのです。
カウンセリングを家で行うことは難しいかもしれませんが、アドバイスや注意を避けてお話を聴いてあげることで、カウンセリング効果があり少し改善することもあります。
外出自粛が長引く(3ヵ月以上)と本格的に「ストレス発散」や「カウンセリング」などで心のケアが必要になるケースがありますが、まずは自宅で「傾聴」をしてあげることで様子を見てあげてください。
周りに人がいない場合は外で身体を動かして「ストレス発散」
札幌など人口が多く、外で発散が難しい場合は「アドバイスを避け、お子さんのお話を聴く」
大切なお子さんの「ストレス発散」に取り組んであげてください。