札幌に新たなカウンセリングルームがオープン予定
札幌北区に私たちが所属する一般社団法人日本うつ病サポート協会で新たな事業がスタートします。
私たちが所属する日本うつ病サポート協会では、うつ病の予防やうつ病からの回復、うつ病のサポートなどに力を入れたカウンセリングを実施しています。
11月初旬に札幌市北区に「回想法」を用いた施設をオープンすることになりました。
回想法は高齢者のうつ治療とされていましたが、認知症の予防法として注目を集めている心理療法です。
そのため、病院や施設だけでなく、自治体の事業としても活用されているほどです。
認知症の特性をいかして・・・
「昔のことは覚えている」という認知症の特性をいかし、思い出の出来事などから過去の記憶をおもいだしていきます。
この時に、右脳でイメージを描き、左脳で言語化していくのです。
また思い出すだけではなく、聞き手に昔のことを話すことが大切です。
このことが人生を見つめ直すきっかけとなったり、毎日の生活への意欲を復活させることにも繋がると言われています。
昔の話をすることで、右脳と左脳を働かせ、その話を共有できる仲間がいると感じることで、精神的な安定にも繋がってきます。
回想法の効果とは?
安心感
回想法では過去のポジティブな場面を思い出すことで、懐かしさや楽しさを感じ、穏やかな気持ちになると言われています。
過去のポジディブな記憶を想い出していくうちに、自分自身のことや昔の自信を取り戻すことができて、明るい気持ちになっていきます。
思い出すだけでなく、聞き手がいるということは、「しっかり聴いてくれている」と感じることで安心感や満足感を得ることが出来て安心感に繋がってくるのです。
グループで語り合ったり、カウンセラーとマンツーマンで行ったりすることで、不安感や孤独感を和らげ安心感に繋がってきます。
認知症予防
カウンセリングやグループで行う回想法では、思い出すだけでなくカウンセラーやグループに「語る」ことを行います。
「語る」ということは、過去のポジティブなことを右脳でイメージを描き、左脳で言語化するため、脳に刺激を与えることに繋がります。そのことで、認知症の症状の緩和や予防に効果があると言われているのです。
国立長寿医療研究センターの研究チームの報告でも記憶検査において効果が見られたという報告がされています。
回想法は、認知症の予防法Sとして現在注目を集めているのです。
札幌にカウンセリングルーム 「絆(きずな)」
人の心と人の心が触れ合う場所をという想いからカウンセリングルーム「絆」を作ることになりました。
回想法という心理療法を用いた「認知症予防」や「終活(考え方)」について取り組んでいきます。
終活を考え始めたかたや、認知症予防をと考えている方向けとなっています。
高齢者向けの回想法を用いたカウンセリングルームとなります。
11月初旬に札幌市北区北32条に新たにオープンする予定です。
今後、新しい情報が入りましたらブログでお知らせしていきます。