2度目の全豪オープン優勝の大坂選手の強さ
2月20日のテニス全豪オープン女子シングルス決勝で、日本の大坂なおみ選手が2019年に続き2度目の優勝を果たしたのは、明るいニュースで私もテレビに釘付けとなりました。
今大会の大坂選手の強さから、「大坂選手の時代」がきたと言われ誰もが納得するような内容だったと感じています。
今回、ブログを書くきっかけになったのが、この報道で何度も報道されている「メンタル面の成長」「メンタル面の強さ」について、少しだけブログを書いてみようと思いました。
全豪オープン優勝で報道されている「メンタルの強さ」
今回のニュースで特に目立ったのが大坂選手の「メンタルの強さ」でした。
どのようにメンタルを強くしていくかと興味を持った方も多いのではないでしょうか？
メンタルを強化していく方法は、いくつもあるのですがその前に整えるものがあるのです。
そのヒントとなるのが優勝後の会見で何度も出て来ていました。
メンタルを強化するには「環境が大事」
優勝会見やインタビューをTVなどで何度も見る機会がありましたが、その中で多く出てきたのが「チーム」というワードでした。数年前の会見ではあまり聞くことがなかった「チーム」というワードが今回は何度も出てきていたのが印象的でした。
メンタルの強さというのは、その人の芯の強さと言っても良いかもしれませんが、実は1人で強くできるかというとそうではないのです。
メンタルを強化していくためには、基礎となる2つの土台を固めていく必要があります。
1つ目の土台
メンタル強化にあたり1つ目の土台は、自分を取り巻く環境です。
メンタルの強化のために、「前向きに」と言い続けていても環境が整っていないと効果はあまりないのです。
周りが全員前向きの環境だから環境が整っているかというとそうではないのです。
本人のメンタルが弱っている時は、前向きな言葉は辛くなってしまうこともあったりします。それを乗り越えてメンタルが強くなるという考え方もあるかもしれませんが、大切なのは「自分らしくいられる環境」があり、それを認めてくれる仲間（環境）が整っていることが最も重要なのです。
今回のインタビューでは「チーム」を「家族」と言っていたような気がします。
家族は自分にとって心地よい場所というのが込められていたような気がしています。そんなチームを持てた中で、メンタルを強化し続けたことがメンタルの成長につながったのだと思います。その中では、弱音も吐くことがあったかもしれませんが、ありのままの自分を受け入れていくれる環境があり、そこでトレーニングをし続けることが出来たことが良い結果になったと感じられます。
そして、2つ目の土台は・・・
「実力」をあげる
プロスポーツ選手であれば当たり前なのですが、メンタルを強化するにあたり「実力（今回であればテニスの実力）」をあげることです。
メンタルが強くなれば、できることが増えると考える人は多いのですが、いくらメンタルを強くしても実力以上のものは出ないのです。
人は、知らず知らずにストッパーをかけている状況です。
例えば100の実力があっても、10ぐらいの力しか出せていないことが多いのです。
つまり、10％ぐらいの力しか普段出せていないということです。
実力を上げるということは、100を150にしたり200・500・・・と基礎力を上げていくということなのです。実力が500になったら、その10％である50の力を安定的に出せるようになるのです。
メンタルを強化するにあたり、この基礎力を上げずにメンタルだけ強くなれば結果がついてくるかというとそうではないのです。
メンタルを強化するということは、10％の力しか出せないところを20〜40％の力を出せるようにしていくということだとイメージしていただけると良いかなと思います。
つまり、本来持っている実力の10％しか出せない状況を20〜40％などに引き上げるということなのです。
まず、自分を認めてくれる「環境」を整えた状況で、「実力を上げる」ための取り組みが基礎となり、その状況下でメンタルトレーニングを実施することがスタートになってくるのです。
これは、基礎となりますがこの部分を整えながら、次の応用に結びつけていくことで効果が高くなってくるのです。
ここころのメンタルトレーニング
メンタルサポートここころでは、普段は札幌でのカウンセリングを中心に活動していますが、カウンセラーそれぞれ得意分野について個別の活動をしています。
2019年〜代表の中山がスポーツ選手のメンタルトレーニング（年間契約）を請け負い、2020年W杯で優勝するという結果も残しています。
その中の基礎となる部分を今回ブログで書かせていただきましたが、基礎を整えた状態からメンタルを強化していくためのトレーニングを実施していくのです。
メンタルトレーニングをしていく中で、実力の20〜40％を出せるようにするのは難しくありません。
メンタルサポートここころでは、カウンセリングの他にも個別契約にてメンタルトレーニングも請け負っています。個別契約（スポーツのメンタルトレーニング）については高額になるため、しっかり説明を受け納得の上ご契約をいただけるよう対面にて無料説明会を随時行なっております。
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