9月病って何?
5月病は聞いたことあるけど、9月病という言葉はあまり聞くことがないかもしれませんが、近年では9月病と呼ばれる症状で悩んでいる人も多いのが現状です。
9月病とは、夏休み明けや新学期、季節の変わり目など何か新しいことが始まる時期に、不安やストレスを感じ気持ちが落ち込んでしまう症状が現れる現象のことを言います。
これらは、ストレスが比較的掛かりにくい夏休みやお盆休みなど少し長めの休みにより、リズムの変化や、新しいことへの希望や不安といった心への負担、日照時間や気温の変化などによる影響が考えられるのです。
9月病の症状ってどんなのがあるの?
9月病の症状としては、「不安感や落ち込み」「倦怠感」「集中力の低下」「疲労感」「睡眠障害や食欲の変化」などが一般的に言われています。
これらは、うつ症状と同じなのですが、この時期に気候の変化や新しい生活のリズム、新しい環境にうまく体がついていかず、うつっぽい症状がこの時期にあらわれることから9月病と言われ始めるようになりました。
9月病かなと思ったら、なぜカウンセリング?
まず初めに、9月病かなと思ったら「カウンセリング」を検討していただけると嬉しいです。
うつ症状の代表的な症状の一つが「脳が働かない」という症状です。
今まで楽しかったことが興味なくなった。今まで出来ていたことが出来なくなった、メールを読むのに30分かかるようになってしまった、本を読んでも文字が頭に入ってこないなど「脳が働かない」状態になっています。この状態でも不安は日に日に増していくため、脳が働かない状態なのに不安なことをいっぱい考えより脳を疲労させてしまう状態を作ってしまいます。
その状態を繰り返すと症状は悪くなってしまい、うつ病などの心の病になってしまうケースがあるため、9月病かなと思う症状が現れたら「カウンセリング」で現状や原因について把握していきながら、一緒にいま取り組むべきことを考えていけたらと思っています。
9月病のセルフ対処法
スケジュールの調整
9月病は脳も身体も思うように動かないことがあります。
新しい学期に向けて動きたいと思いますが、症状があるときは、焦らずに少しずつリズムを整えるようにしていきましょう。
リラックスを心がける
ヨガ、瞑想、深呼吸などの心が落ち着くものを取り入れるのも一つの方法です。
インストラクターがいると理想的ですが、外に出かけるのも難しい可能性がありますので、インストラクターの動画などを参考に軽めに取り入れて頂けると効果的です。
十分な睡眠の確保
今年の夏は暑く寝苦しい日が続いた可能性が高いです。
涼しくなったこの時期にしっかりと睡眠をとり、暑さなどで知らず知らずに疲れた身体をリフレッシュさせていくことが重要です。
適度な運動
涼しくなってきたこの時期は適度な運動も効果的です。ハードにではなく、散歩程度で良いので体を動かすことを取り入れると気持ちがスッキリするケースが多いです。
ただ、1日動くと次の日は疲れてしまう可能性がありますので、その時はゆっくり休息をとり、次の日からまた動くと良いです。運動は気分を向上させ、ストレスを軽減する助けになります。
セルフ対処方法を紹介しましたが、カウンセリングでは、現在の状況をお聴きしながら休息が良いのか、運動を取り入れたら良いのかなどをお伝えしていくことも出来ますので、症状があったり、症状が続いて不安があるかたはカウンセリングをご検討ください。