不安に感じたらカウンセリングを
9月になりましたが、まだ日中は暑い日が続いていますね。
今年は暑さで体調を崩すということも多いかと思いますが、例年、9月頃からカウンセリングの相談件数が増加傾向にあり、10月がピークとなることが多いです。
9月〜10月は、新入社員や、新たな部署で配属になった方、上司が変わった方、進学した方など、新たな環境で頑張ってきた方々が疲れを感じ始める時期です。
4月から半年ほど経ち、新しい環境に適応しながら仕事や学びを進めてきたストレスや疲労がピークに差し掛かっている場合があります。そして心身ともにストレスの限界を超えてしまうことで、体調不良などの形で心や身体が悲鳴をあげはじめるのです。
また北海道は日照時間が短くなっていく時期でもあり、日照不足による不調も多くなることから、カウンセリングの相談件数が多い月となるのです。
週に1度は「完全offの日」を
新しい環境で過ごす時、仕事や勉強、新たな人間関係や環境に馴染むためについ頑張ってしまうということは良くあります。
しかし、休みの日にも仕事や勉強に力を入れていると、休む時間が少なく心身ともに疲労が蓄積されてしまいます。さらに今年の北海道は猛暑が続き、慣れない暑さによる疲労も蓄積されている可能性が高いと思います。
このように疲労が蓄積された状態で頑張り続けてしまうと、疲れやストレスによって心や体が悲鳴をあげはじめ、うつ症状などに繋がってしまいます。うつ症状が現れると、不眠や不安、焦りを感じ、徐々に症状が悪化していくことが多くあります。
ですので、脳や身体が働くうちに週に1度「完全offの日」を作ってもらい、リフレッシュすることが重要なポイントとなっていきます。
また冒頭でもお伝えしましたが、北海道では9月10月から日照時間が減り始める時期であり、本州と比べかなり短くなっていきます。今年、本州から北海道へ転居された方は、日照不足による体調不良が現れやすいと言えますのでも注意が必要です。
実は5月よりも10月の方がカウンセリング件数が多い
昔から耳にすることの多い「5月病」。
実際に全国でカウンセリングサロンの検索件数が一番多いのは5月です。しかし北海道(札幌)では、5月よりも9月〜10月の方が検索件数が多くなるそうです。
私見ではありますが、本州は梅雨や同時期に始まる大型連休が影響し、憂鬱な気持ちになる時期となってしまったのではないかと思います。北海道は本州に比べて梅雨時期が少ないため、5月のカウンセリング相談件数は全国と比べて低くなるのではないかと思います。
一方、9月〜10月は4月から頑張ってきた疲労がピークを迎える時期であると同時に、日照時間が短くなっていく時期であり、非常に体調不良になりやすい時期となります。夏休みやシルバーウィークなどの大型連休も影響しているのかもしれません。
心や身体もメンテナンスが重要
本当に環境が悪い状態で頑張り続けると1〜3カ月ほどの短期間でうつ症状が現れてくることが多いです。
しかし、半年後などある程度時間が経ってから症状が現れるということは、頑張れば適応できる環境であるといえるかもしれません。
その場合は、単純に環境を変えれば良いということではなく、心身のメンテナンス方法をしっかり知り、実行していかないと環境を変えても同じ不調を繰り返してしまうということも考えられるのです。
私たちは、うつ症状についての相談をメインとしたカウンセリングサロンです。
5月病や9月病の症状を感じている人はもちろん、最近ぼーっとすることが多くなった、本を読んでも文字が頭に入ってこない、趣味が楽しめなくなった、なんだか憂鬱である…など、普段と違いやる気が起きないという場合は、一度カウンセリングをご検討いただけたら嬉しいです。