みなさん、こんにちは。
メンタルサポートここころです。
ハロウィンやクリスマス、そしてお正月…と、イベントが増えてくる時期ですね。
街は賑やかなムード、装飾やイルミネーションも増えて盛り上がっているように感じます。
そんな楽しい雰囲気のある時期ですが、だからこそ寂しい気持ちになったり孤独を感じることはありませんか?
イベント時期というのは、“誰かと過ごすこと”が重要視され、孤独感が強調されることがあります。
「みんなは家族やパートナーなどと楽しく盛り上がっているのに、私はひとりぼっちだ…」
「なんの予定もない自分には価値がないのではないか…」
このように感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
寂しさや孤独感は、誰しもが感じるものです。
しかし、ストレスなどで心が弱っている状態では、より寂しく感じて気分が落ち込みやすくなってしまいます。
そして、長期的に寂しさや孤独に苛まれてしまうことで、心が弱ってしまい、うつ症状へとつながってしまう場合もあるのです。
しかし、闇雲にその寂しさや孤独を埋めなくても大丈夫。
寂しさや孤独にも良いところ、メリットも存在するのです。適切な対処や向き合い方によって、そのメリットを実感することができるのではないでしょうか。
今記事では、寂しさや孤独について、メリット、対処法を解説していきたいと思います。
今あなたが感じている寂しさや孤独も味方につけて、自己成長へと繋げていきましょう。
【寂しさとは?】
まず原因や対処法を知る前に、寂しさとは何なのか簡単にご説明いたします。
寂しさとは、他者とのつながりや関係性の不足から生じる感情です。
誰かに理解してほしい、受け入れてほしい、誰かと一緒に過ごす時間がほしいというものです。
これは誰もが感じたことがある感情です。
しかし、この寂しさが持続しすぎると心身に悪影響を及ぼすことがあります。
【なぜ私たちは寂しさを感じるのか?】
私たちが寂しさや孤独を感じる時は、以下のポイントが満たされていないことがあります。
いくつかご紹介いたしますので、自分の満たされていないポイントがどこなのか確認してみましょう。
1. 社会とのつながり
人間は社会的な生物です。
他者とのつながりを持つことが重要です。この社会とのつながりが充たされない時に寂しさや孤独を感じやすくなります。
2. ライフイベント
あなたにとっての大切な人を失ってしまった時、友人や家族と疎遠である時、新しい環境に飛び込んだばかりで周りに適応している最中などのライフイベントをきっかけに、寂しさを感じることがあります。
また、その時に抱えているストレスによっても、より寂しく、孤独を感じてしまうことがあります。
3. 自己肯定感の低さ
自分自身に対する評価の低さや、他者と比較して自分は劣っていると感じることが多いと、寂しさや孤独を感じる要因になることがあります。
【寂しさのメリット・デメリット】
一見すると悪影響しかなさそうな寂しさ・孤独感ですが、メリットとデメリットの両方が存在します。まずはメリットからご紹介します。
《メリット》
1. 自己探求・自己理解の機会になる
寂しさは自己探求の機会に最適です。ひとりの時間を過ごすことで、自分自身について考え、自己理解を深めることができます。
2. 創造性を高めることができる
ひとりの時間は、新しいアイデアやクリエイティブな物事に取り組む絶好の機会です。
外部の刺激から離れることで、アイデアや芸術的表現に役立ちます。
3. 独立・自立のきっかけに
ひとりで過ごす時間は、他者に頼らずに問題を解決し、自分自身をサポートする方法を見つける機会となります。
《デメリット》
1. メンタルヘルスへの影響
長期にわたる寂しさは、うつ病や不安障害などの心の病を引き起こすリスクを増加させることがあります。早めの対処、適切な対処が必要です。
2. 身体への影響
寂しさはストレスホルモンの増加や免疫の低下といった、身体的な問題につながることがあります。長期的な孤独感は、心疾患やアルツハイマー病、認知機能の衰えなどのリスクを増加させる可能性があるといわれています。
3. 社会とのつながりの欠如
長期的な孤独は、必然的に他者と関わる機会を減少させ、さらに寂しさや孤独感を高めてしまうことがあります。
寂しさや孤独感には、確かにデメリットも存在しますが、重要なのは寂しさとは誰しもが感じる感情の一つであること、そのメリットを認識し、建設的に利用する方法を見つけることです。
しかし、長期的に寂しさや孤独感に支配されてしまうような場合は、適切な対処が必要となります。「最近、なんだか寂しく感じるなぁ…」「誰にも理解されない自分は孤独だ…」と感じている方は、以下の対処法を試してみてください。
【寂しさへの対処法】
1. コミュニケーションを取る
寂しさから抜け出す第一歩は、他者とコミュニケーションをとることです。友人、家族、信頼できる人に感情を打ち明け、支えを求めることが大切です。
いきなり深いコミュニケーションを取ることが難しい場合は、お店の店員さんへのお礼の挨拶をしてみるのも良いですし、職場の方への挨拶や簡単な雑談などからはじめてみることがおすすめです。
2. 趣味やアクティビティの機会を持つ
ひとりの時間は自分自身を知る機会となります。
前からやってみたかったことや行ってみたい場所に訪れるなど、興味のあることや趣味に時間を費やすことは、寂しさから距離を置くことができます。
ひとりの趣味でも充分ですが、興味のあるコミュニティーに身を置いてみることも効果的です。
3. 自己肯定感の向上
自分自身に対する肯定的な評価を高めることは、寂しさを軽減するのに役立ちます。
自己成長や自己啓発に取り組んでみましょう。
ここで大切なのは、他人ではなく昨日の自分と比較してどのくらい成長したかを認識することです。
昨日の自分より1ミリでも成長したと思うことができ、認め、受け入れることで、少しづつ自己肯定感を上げることができます。
4. 専門家の支援
寂しさが深刻で、日常生活に影響を与える場合、医療機関やカウンセリングを受けることをご検討ください。
メンタルサポートここころでは、心の回復に特化したカウンセリングを行なっております。
寂しさや孤独を感じやすい時は、心が弱っているサインかもしれません。
また、いきなり他者とのコミュニケーションを取ることが難しいと感じている方は、まずはカウンセラーとの安心・安全なコミュニケーションから慣れていくことも効果的かと思います。
まずは今のお気持ちをお聴きし、あなたに合った対処法を一緒に探していきましょう。
【まとめ】
寂しさは人間の普遍的な感情であり、誰もが経験するものです。
デメリットもありますが、原因や対処法を理解しすることで、自己成長に繋げることもできるのです。
また、他者とのつながりや、自己肯定感を高めることで、寂しさや孤独感も前向きに捉えることができるようになると思います。
メンタルサポートここころでは、カウンセリングであなたの寂しさを緩和するだけではなく、自己肯定感をあげるサポートも行なっております。
自己肯定感をあげるために頑張っているけどなかなか成果が出ないとお悩みの方も、一度カウンセリングにてご相談いただけると嬉しいです。