みなさん、こんにちは。
メンタルサポートここころです。
うつ病やうつ症状は、心の風邪と言われるほど、誰もが罹る可能性がある症状です。
ストレス社会と言われて久しい現代では、身近な人がうつ病やうつ症状を発症するということは、特別なことではありません。
身近な人がうつ病やうつ症状に悩んでいることがわかった時、あなたをはじめ周りの方々のサポートがとても重要となります。
メンタルサポートここころでは、うつ病やうつ症状に悩む方がいらっしゃることが多いのですが、そのご家族やパートナー、友人などご本人を支えている方もご相談に来られます。
「どのように接して良いかわからない…」「どのような声がけが必要なのか?」などの対応方法から、「支えているうちに自分もつらくなってきた…」など、サポートされるご自身のご相談も多くあります。
この記事では、身近な人がうつ病やうつ症状を発症している可能性があるときの特徴、対処法、そして接し方について簡単にご説明していきたいと思います。
【あの人、うつ病かも…?と思った時のチェックポイント】
身近な人がうつ病やうつ症状を発症している可能性がある場合、いくつかの特徴が見られることがあります。人によって症状はさまざまではありますが、以下の代表的な特徴3点をチェックしてみましょう。
1.様子の変化
普段とは違い、落ち込んだ様子や趣味など好きなことに対して興味が持てなくなることがあります。楽しいことへの関心の低下や、喜びを感じにくくなることもあります。
また、気分の落ち込みなどから普段より口数が減っていたり、常にイライラしているなどの様子の変化もみられます。
2.睡眠の問題
うつ病やうつ症状があると、眠りに関する問題が発生することがあります。過度の眠り、または不眠などの睡眠障害に悩まされることがあります。
今まで寝つきが良かった人が、なかなか眠れない、中途覚醒、早朝覚醒に悩まれている場合は注意が必要です。
3.疲れや疲労感
極端な疲れや疲労感が継続している場合があります。
上記の睡眠の問題にも関わってきますが、眠れないことにより疲れが溜まっていき、慢性的な疲労につながっている可能性があります。
また、うつ病やうつ症状が発症すると、食欲がなくなってしまう場合もあります。眠れていない、食べれていないことにより、日常生活で必要なエネルギーが枯渇してしまっているのかもしれません。
4.行動や集中力の変化
お風呂や歯磨き、食事や身だしなみなどの日常的な活動に対する興味や質の低下がみられることがあります。
また作業や趣味への集中が難しくなったり、認知力や判断力が低下することがあります。
普段ではしないようなミスや失敗をしてしまうことにつながっている場合があり、それを理由に自分を責め、自己肯定感が下がったり気分が落ち込んでいることがあります。
【あの人、うつ病かも…?と思った時の対処法】
身近な人がうつ病やうつ症状を発症している可能性がある場合、あなたをはじめ身近な方の理解やサポートが非常に重要です。
《サポート・理解》
身近な人だからこそ衝突してしまう、ついアドバイスしたくなるかもしれません。しかし、まずはご本人のつらい気持ちに寄り添って共感してあげるよう心がけましょう。
《医療機関やカウンセリングの利用》
症状が重く緊急性がある場合は迷わず医療機関を頼りましょう。
また、衝突が避けられず思うようにサポートできない場合や、いきなり病院へ行くことに抵抗があるという方、病院受診までに時間がかかりその間のストレス緩和が必要な方は、ぜひカウンセリングをご検討いただけると嬉しいです。
メンタルサポートここころは、うつ病やうつ症状のご相談をメインにカウンセリングをしております。また、サポートする立場の方へのカウンセリングやサポート方法についてのアドバイスも行なっておりますので、お悩みの方はお気軽にご相談いただけると嬉しいです。
【あの人、うつ病かも…?と思った時の接し方】
うつ病やうつ症状を発症している身近な人と接する際には、注意が必要なことがあります。
《気持ちに寄り添う》
理解と共感を示し、寄り添うことが重要です。ご本人が自ら話をするのを待ち、話をしてくれた際には共感や理解を示しましょう。
《聞き手になる、傾聴する》
まずは相手が話し出すのを待ちましょう。
基本的に聞き手に徹し、ご本人が話したいことを静かに聞いてあげます。まずはお話を受け入れ聴いていくことで、ご本人に安心感を与えることができます。
《非難、否定しない》
会話の際に非難や否定したり、プレッシャーをかけたりすることは避けましょう。自分の意見を言いたくなるかもしれませんが、まずは本人のペースを把握することを心がけましょう。
身近な関係であればあるほど、口調が強くなってしまったり、質問責めや問い詰めるような話し方になってしまうことがあります。
難しいことではありますが、頭ごなしに批判や否定をせずに、まずは受け止めるように話を聴いていただけると良いと思います。
【まとめ】
身近な誰かに対して「あの人、うつ病かも…?」と感じた際は、気分の浮き沈みや普段の様子との違い、興味関心や睡眠についてなどをチェックしていきましょう。
うつ病やうつ症状のある方のサポートは簡単なことではありませんが、症状に悩むご本人のお話を聴き、受け入れ、安心感を与えてあげると良いと思います。症状が出ているご本人の感情や状況を理解しサポートすることで、回復に向かっていくと思います。
メンタルサポートここころは、うつ病やうつ症状の方へのカウンセリングをメインに行なっております。もし、身近な方がうつ病やうつ症状なのではないか?どのように接すれば良いのかとお悩みの方は、カウンセリングをご検討いただけますと幸いです。
また、サポートする側も精神的負担が重くなっていることがあります。サポートしていることでストレスが溜まっている方や、自分も気分が落ち込んできたなどご自身のメンタルヘルスに不調を感じている方も気軽にご相談いただけると嬉しいです。