「うつ病のサイン」
この様なタイトルの記事を見てチェックする方が多いかもしれません。
何項目かあり、チェック数が多い専門機関への受診を勧める記事が多いと思います。
私も、チェックしてもし当てはまる事が多い場合や長く続いている場合は専門機関に受診することが良いかと感じています。
しかし、これらの症状が出ていても受診しない、またはしたくても予約が中々とれず悪化させてしまうケースも少なくありません。
受診しようと考えても、予約で2週間以上待たなくてはいけない・・・
お薬に抵抗がある・・・
今の症状は甘えである・・・
など、様々な理由があります。
もし、うつ病のサインあり、専門機関にすぐに受診出来ない場合はどのようにしたら良いのでしょうか。
まずは、一般的ではありますが、うつ病のサインについてみていきましょう。
うつ病のサイン
【食欲の低下】
いつもは、好きな食べ物も、ストレスが掛かり過ぎると食欲が低下してしまい、食べたいという欲求が無くなってしまいます。
【夜寝つきが悪くなる】
いつもは疲れているとすぐに寝ることが出来ていたが、思うように寝付くことが出来なくなる。
【朝起きるのがつらい】
朝、出かける時間ギリギリまで布団から出る事が出来ないぐらい、朝起きるのがつらい。
【やる気がわかない】
休みの日に、何もすることが出来ず無気力になり好きだった趣味などにも興味がわかなくなる。
【気分が晴れない】
テレビなどでお笑いを見ていて、今まで笑えていたことも面白いと感じず笑うことが少なくなる。常に落ち込んだ気持ちになる。
【自分を責めてしまう】
何かが起こると、自分を責める気持ちが強くなり、どうして簡単なことも出来ないのだろうと自己嫌悪に陥ってしまう。
【一つのことに集中出来なくなる。ミスが増える】
今までは、普通に出来ていたことも、集中力が途切れ思うように出来ない。
【思考能力の低下】
物事を深く考えることが難しくなります。
自分自身の考えを上手くまとめることが困難になり、今まで計画的に進めることが出来ていたのに出来なくなってしまう。
【上手く話せなくなる】
言葉がまとまらず、いつも普通に出来ていた会話が困難になり、口数が減り、無口になる。
【ちょっとしたことでイライラする】
いつもは気にしないような事でも、いつまでも気にしてしまいイライラが止まらない。今までは他人とトラブルを起こすことが無かったが、トラブルを起こしやすくなった。
上記のような事が、一般的にうつ病のサインと言われています。
これらの症状が出た場合は、専門機関を受診することがオススメなのですが、まず心がけて欲しいことがあります。
それは、「ゆっくり休むこと」です。
うつ病のサインと言われていることは、今の環境で「こころ」と「からだ」に大きなストレスが掛かっていて悲鳴をあげているというサインなのです。
そのため、最初に取り組むことは、「こころ(脳)」と「からだ」を休ませてあげることです。
つい、この様なサインが見つかると心配になり焦ってしまいますが、焦るということは「こころ(脳)」を使っていることになるので、焦れば焦るほど回復が遅くなってしまうケースが多いのです。
不安が独り歩きしてしまい、うつ病のサインだったのが、いつしかうつ病を発症してしまうということに繋がってしまうことも少なくありません。
うつ病のサインはあくまで「サイン」なので、しっかり休息をとり、「脳」と「身体」を休ませてあげてください。