5日間の短い休暇を取ることが出来、実際どのような日々を送っていたかを今回紹介します。
打ち合わせでは、この5日間は何もしないでゆっくりしていきましょうと話していたのですが、実際は初日に、今までお仕事で出来なかった子ども関係の事をいっぱい詰め込んでいました。
お子さんの為にあれをしたい、これもしたい、いつもさみしい想いをさせてしまっているから、私が休みの5日間は子どもを早く迎えにいって子どもの為に時間を使いたいと考え、計画を練って予定を立て、サークルに予約を入れていました。
5日間のお休みで今まで出来ない事を実施したい気持ちは十分にわかるのですが、何のために休みを取ったのかと考えると、子どものためではなく、「本人がゆっくり休むため」です。
ゆっくり休むというのは、脳を休めるということなので、考えることは極力少なくするというのがポイントになりますが、今回はお子さんを想う気持ちや普段できないという責任感の強さから、脳を休めるではなく、脳を使い更に予定を詰め込んでしまったという状況でした。
生活をしているなかで、何かを考え、誰かの為に動くということは皆していることですが、うつ病の初期段階では「ゆっくり休む」為に、考えないように環境を整えていくことが重要になりますね。
今回、サークルはお子さんが楽しみにしているということだったので、これをキャンセルすると色々な感情が出てくる可能性が高いと思ったので実行することにしました。
しかし、保育園を早く迎えにいくということは今回見送るということにしました。
今はお子さんの為にではなく、本人が家でゆっくりする時間を作り、早く元気になり、元気になってから子どもといっぱい遊びましょうということを確認しました。
子どもが寂しい想いをするのではないか・・・という親の気持ちは痛いほどよくわかりますが、ここで無理をしてうつ病の症状がひどくなってしまっては本末転倒になってしまいます。
うつ病のサポートは周りの協力がとても大切です。
家族で支え合える部分というのは、周りのサポートという認識をつけやすいかもしれませんが、今回のケースでは子どものお迎えが・・・というのもお子さんがあなたの為に協力してくれていると考えると良いかもしれません。
早く回復させるためにも、ご家族に支えてもらうことや、思い切ってお子さんに甘えるというのも大切ですね。
ゆっくり休むための環境を整える。これが最初に取り組んでいく内容になります。
今回のケースの様に、つい色々な事を考えて実行してしまうケースは良くあるので、何がゆっくり休むという事なのかを出来れば、サポートするご家族や職場の人が考え導いてあげる事が出来ると、本人はゆっくり安心して休む事が出来るようになるかもしれませんね。
何度も、書いているゆっくり休むという事ですが、
「ゆっくり休む」=「脳を使わない」
この様にとらえて取り組んでいくと良いと思います。
環境を整えるというのは、これがポイントになりますね。
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