不登校ってどんな状態のこと?
不登校という言葉、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
「うちの子どもが不登校なんです…。」
「うちの子どもの仲良しさんが不登校になってしまって…」
よくこのような相談を受けることがあります。
不登校になりやすい人ってどんな人?
よく、「不登校になりやすい性格ってあるんでしょうか?」と尋ねられることがあります。
答えは…不登校になりやすい性格はありません。
つまり、どんなお子さんでも不登校になる可能性があるということです。
大人しいお子さんが不登校になりやすいというイメージをお持ちの方が多いのですが、活発なお子さんがある日突然不登校になることもあります。
不登校は隠れた可能性や才能を見つけるチャンス
親御さんは、お子さんが学校に行かないことに対して心配することはもちろん、悲観的になるかもしれません。
でも安心してください。こんな考え方はどうでしょうか?
お子さんとゆっくり過ごし、お子さんのまだ発見されていない可能性や才能を一緒に探してあげるいい機会!と。
不登校になったことで、親御さんもお子さん本人も気づいていなかった才能を見つけることが出来た、というケースを多く見かけます。
日々の学校生活や集団生活を送っているだけでは見つからないことがあるということですね。
例えば、とても絵が上手だったり、とても歌が上手だったり、とても作詞が上手だったり…。
いいところや得意なことをどんどん見つけて、褒めて伸ばしてあげるといいと思います。
不登校のお子さんは自己肯定感が低い場合が多いです。
なので、お子さんの自己肯定感を高め、自信をつけさせてあげてください。
不登校のお子さんがいるご家庭の方へ
しばらく学校に行かない期間があると、クラスメイト全員からのメッセージなどを受け取ったことのあるご家庭もあるのではないでしょうか。そんな時、「みんなが待ってるから学校に行ってみたら?」などお子さんに声をかけていませんか?
こういったメッセージを受け取ったお子さんはどんな気持ちでしょう。「自分のことをよく知らない人にまで言われても…」「自分なんかのために時間を割かせて申し訳ない…」など、マイナスの感情を抱くお子さんが多いです。
「あなたのペースでいいよ」と、お子さんのペースを大事にしてあげてください。
学校に毎日休まず行ける能力を持っているお子さんもいれば、学校に行かないことが出来る能力を持っているお子さんもいるのです。
不登校の相談はどこで出来る?
そうは言っても、保護者の心は穏やかではいられないのも事実です。
今は公立の小中学校にスクールカウンセラーが配置されています。スクールカウンセラーに相談してみるのも手です。
ただ、「学校」というキーワード自体聞きたくないほど学校に抵抗があるお子さんもいます。
学校にスクールカウンセラーがいない場合もあります。
そういった時は外部の相談機関にご相談に行かれてみるのもいいかもしれません。
お子さんが「外に行きたくない」と言う場合もあると思います。
その際はまず親御さんだけが相談に行かれ、カウンセラーと一緒に作戦会議を開いてみてはいかがでしょうか。
ここころでも随時ご相談、カウンセリングを行っておりますのでお気軽にお問合せください。