こんにちは。札幌のカウンセリング「メンタルサポートここころ」の中山です。
11月9日に、小学生の息子と一緒に行動して気がついたことをお話しします。
カウンセリングが入っていない時間帯で
この日は息子が通う小学校で、駄菓子などが買えたりお祭りのような雰囲気のイベントがあるということで、何日も前から楽しみにしていました。
駄菓子は10円で購入できるようで、1週間前から10円玉をたくさん集めていました。
イベントの開催時間は10時〜12時30分と聞いていたので、当日朝8時に息子を起こしてからお仕事に向かいました。
しかし、当日の12時を過ぎたころ、小学校から息子が学校に来ていないとの連絡がありました。
ちょうどカウンセリングが無い時間帯だったため自宅に確認しに行くと、元気のない息子が落ち込んだ表情で「おかえり…」と迎えてくれました。
一体どうしたのかと事情を聞くと、2度寝をしてしまい12時に起きたとのこと。そして、楽しみにしていたイベントも12時30分には終了してしまうので、行くのを諦めたのだと教えてくれました。
私は、札幌のカウンセリングルームの近くにある桑園のイオンさんに駄菓子屋があったことを思い出しました。ちょうど時間も空いていましたし、私が駄菓子食べたいから買い物行くの付き合ってと息子に提案しました。
どんな駄菓子を買う予定だったのか、私は昔〇〇のお菓子が好きだった…など、いろいろな駄菓子のお話をしながらイオンさんへ向かいました。
最初は暗い表情をしていた息子でしたが、駄菓子屋さんに着いた頃にはすっかり元気になり、楽しそうに自分の買いたかった駄菓子を選んでいました。
ただ、学校のイベントでは10円で提供されていたみたいで「少し高いな…」と言いながらも、笑顔を見せてくれたので良かったです。
その後、無人のJR駅で列車が来るのを待ちながら、買った駄菓子を交換して楽しく過ごしていました。
列車に乗るのが楽しみ!?
以前、息子と一緒に列車に乗った時にすごく興奮していたので、今回も喜んでくれるかな?と期待していたのですが、息子は列車には全く興味を示さず、ずっと駄菓子とゲームの話をしてくれていました。
「前好きだったから、今回も好きだろう」と考えていたら、まったく興味を示してくれず、子どもが何に興味をもっているのか把握していないんだな…と、子どもとの会話が少なかったと考えさせられる出来事でした。
列車の写真など撮りたいかもしれないと、あえて無人駅を選び、時間に余裕を持たせていたので、列車が来るまで少し時間がありました。この時期の無人駅はとても寒く、体が冷え切ってしまいました…。
しかし、息子が楽しそうにお話してくれたので良い時間だったなと思います。
体が冷え切ってしまったこともあり、最後にラーメン食べて帰ろうかという話になり、ラーメン屋さんでラーメンを食べ、この日の息子との行動はおわりました。
家に着いた時、「今回は2度寝をしてしまってイベントに参加できなかったから、イベントがある日は少しだけ早く寝るようにしようね」と約束し、私はカウンセリングのため再び札幌へ向かったのでした。
子どもとの向き合い方は色々な方法があると思いますが、子どものためにと動くのも一つの方法かもしれないと私は考えています。そして今回は、「私が駄菓子を食べたいから付き合って」という流れで息子に付き合ってもらいました。
余談ですが…
カウンセリングでも、子どもについての相談を受けることはよくあります。
「外に出て欲しいけど…」
「部屋から出てこないんです…」
など、ご家庭によって様々な悩みがあると思います。
声のかけ方などはこれが正解というのは無いのですが、「子どものため」というのが前面に出てしまうと、子どもは辛くなってしまうことがあります。
そんな時は、「自分が〇〇したいから少しだけ付き合って欲しい」という声かけも、方法の一つなのかなと思っています。
今回は一番下の息子と駄菓子やラーメンを楽しんだ1日でしたが、家ではお兄ちゃんがその様子をしっかり見ていました。
お兄ちゃんにも同じように接することが大切です。
お兄ちゃんは最近健康に気を付けていて、月に2日だけチートデーがあるということでした。ですので、そのチートデーの日に、私が「一人で入りにくいお店があるから付き合って欲しい」と伝え、今度一緒に食べにいく約束をしました。
子どもが一人の時はその子だけのフォローで良いのですが、兄弟、姉妹がいるとその対応を見て自分と比べてしまうことが良くあります。出来る限り同じような対応が出来ると良いかなと、私は思います。
すぐに実行出来ないことでも、その場で約束したりすることで、笑顔になってくれることが多いような気がします。
メンタルサポートここころでは、不登校のお子様についてのご相談も対応しています。
気軽にご相談いただけると嬉しいです。