休むことは意外と難しい!カウンセリングで基礎知識を
こんにちは。メンタルサポートここころの中山です。
今回は、心や身体が限界に近づいた時に現れる「うつ症状」について、ここころの考えをもとにお話ししたいと思います。
うつ症状が出たとき、「ゆっくり休むことが大切」とよく言われます。しかし実際には「何がうつ症状なのか」「どう休めば良いのか」が
意外とわからないものです。
たとえば、こんな症状が続いていたら要注意です。
- なんだかずっとだるい
- 考えがまとまらない
- 気力がわかない
- 楽しかったことが楽しめない
- 今まで3分で出来たことが10分以上かかるようになった
- 本を読んでも文字が頭に入ってこない
もしかすると、これらの症状は「心のブレーキ」かもしれません。
うつ症状は「頑張りすぎ」のサイン
私たちの心や体力には「キャパシティ(容量)」があります。日々の生活でストレスが多くかかったり、少しずつ積み重なると、やがてその容量が無くなりそうになってしまうことがあります。
その限界に近づいたときに、心や身体は「これ以上頑張ったら危ないよ」と教えてくれるのです。それが、うつ症状という形で現れると考えています。
例えば・・・
- 頭が働かない
- 寝付けない、起き上がれない
- 学校や会社に近づくと動けなくなってしまう
- 何もする気になれない
- なんでもないところで、突然涙が出てくる
- 何をしても楽しくない
これらは「頑張りすぎてしまったり、我慢しすぎてしまった」ことが原因の場合が多いです。
このような場合は、まず「休むこと」です。
ただし、うつ症状の原因が「気持ちの疲れ」なのか、「身体的な疲れ」なのか、あるいは「我慢によってたまったストレス」なのかによって、休み方もかわってきます。
そのため、私たち札幌にあるメンタルサポートここころでは、あなたのお話を丁寧にお聴きしながら、カウンセリングを通して原因を把握し、あなたにあった休み方をみつけていくところからスタートしていきます。
もし、カウンセリングを受けることが難しい場合は、ここでお伝えする内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
自分を責めないで
うつ症状が出ると、多くの人が自分をせめてしまいます。
- 「こんな自分じゃダメだ」
- 「もっと頑張らなきゃ」
- 「弱い自分を見せたくない」
- 「周りの人はもっと頑張っているのに」
でも、うつ症状が現れているときには、これらの考えかたはとても危険です。
うつ症状は、心と体が限界に近づいているため、ブレーキをかけている状態なのです。
その状況でさらに頑張ろうとするのは、ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなものなので、車なら、いずれ壊れてしまいます。
心もや体もおなじです。無理をし続ければいつか完全に動けなくなってしまいます。だからこそ、うつ症状が現れたときこと、自分を責めるのではなく、辛い状況を耐えたり、頑張ったりしてきた自分を労ってあげて欲しいと思います。
休むことは「弱さ」ではない
「休んだら迷惑がかかる」
「私がいなくなったら職場がまわらない」
「もっとつらい人がたくさんいる」
そう思って休めない人も多いかもしれません。
でも、無理をし続けた結果、うつ症状からうつ病などの心の病になってしまい長期的に働けなくなってしまうこともあります。
うつ症状が現れたときに休むことは「立ち止まること」ではなく、「立て直すための準備期間」と考えると良いかもしれません。
また、「休む=弱い」と思ってしまうことも多くありますが、実際にうつ病になる人の多くはとても真面目で、責任感が強い人が多く頑張り続けた結果、限界を超えてしまったことが要因として考えられます。うつ症状が現れても頑張り続けたあなたを私は「弱い」ではなく「強さがある」と思っています。だからこそ、あなたの「強さ」に、少しだけ「やわらかさ」を足していくことが大切であると考えています。
私たちは、その「やわらかさ」を一緒に育てていくカウンセリングを行っています。
心と体を回復させるには
うつ症状が出ているとき、頭も体も思うように動かなくなります。
そんな時に無理をすると、かえって悪化してしまいます。
まずは、とにかく休むこと。回復のために必要なのは、次のような「自分をゆるす」時間かもしれません。
- 無理に前向きになろうとしなくていい
- 「やらなきゃ」を手放してもいい
- 涙が出るなら、我慢せずに泣いていい
- 何もしない日があってもいい
先ほどお伝えした「やわらかさ」も、まずはしっかり休んでエネルギーが少しずつ戻ってきてから取り組むことがポイントです。
疲れきった頭と体をしっかり休ませないと、どんなこともすぐにエネルギー切れになってしまい、うつ症状が悪化してしまういます。
一人で考えていると、かえって不安になったり、考えすぎてしまい休暇はとっているけど、気持ちが休まらずうつ症状の悪化や長期化に繋がってしまうこと多くあるのです。
そんな時は、札幌で10年以上うつ症状やうつ病のカウンセリングを行ってきたメンタルサポートここころでカウンセリングもご検討ください。
あなたの心の回復を私たちはしっかりサポートしていきます。
まとめ:心の声に耳を傾けて
うつ症状は、あなたの心や体からのSOSです。
「これ以上頑張らないで」という、大切なブレーキです。その声に、どうか耳を傾けてください。
無理せず、ゆっくり、やさしく。
少しずつでも、心のエネルギーは戻ってきます。あなたは今まで、十分に頑張ってきたとおもいます。
「ありがとう」「よく頑張ったね」と自分に言ってあげてください。
そして、元気が戻ってきたときには、あなたの「強さ」に少しだけ「やわらかさ」をくわえていきましょう。
私たちは札幌でカウンセリングを行っています。うつ症状は皆それぞれ原因や症状が違います。あなたの心が軽くなるお手伝いが出来たらうれしいです。
私たちは札幌でカウンセリングを行っています。特に心の回復に特化した形のカウンセリングを10年以上続けてきました。
うつ症状や心の疲れでカウンセリングをご検討の場合は、私たちメンタルサポートここころをご検討ください。
メンタルサポートここころ
中山裕介
