休んでいるのに不安が強くなるのはなぜ?〜それは回復のサインかもしれません〜
心の病や強い疲れで休職したり、長めのお休みを取ったりしていると、こんなことが起きることがあります。
「ちゃんと休んでいるのに、不安が強くなってきた」
「前より考えることが増えて、かえってつらい」
「このままでいいのかな、と急に怖くなる」
せっかくゆっくり休んでいるのに不安が強くなると、
「悪化したのではないか」
「やっぱり自分はダメなんじゃないか」
と心配になりますよね。
しかし、この状態は回復が進んできたサインであることも少なくありません。
休みはじめは「とにかく休む」ことが最優先
心が強く疲れているとき、体は休むことを最優先にします。
体が思うように動かなかったり、頭が働かない状態になることも多いです。
このときは視野がとても狭くなり、目の前のことだけで精一杯。
将来のことを考える余裕はほとんどありません。
休みはじめは、
・何も考えられない
・ただ眠い
・ぼーっとしている
そんな状態が続くこともあります。
これは、心が「緊急停止」して回復しようとしている状態です。
そのため、まずはエネルギーを取り戻すことが最優先になります。
うつ病を克服した方の体験談などでも、
「まずは休むこと」が大切だとよく書かれています。
それだけ、最初の休養はとても重要なのです。
回復してくると「周り」が見えてくる
しっかり休み、少しずつ回復してくると、
脳が動き始め、視野が広がってきます。
すると、
・同僚はどうしているだろう
・このまま復帰できるだろうか
・周りに遅れてしまっているのではないか
今まで考えられなかったことが、考えられるようになります。
それはつらいことでもありますが、
同時に、心が動き出している証拠でもあります。
不安が出てくるのは、
「先のことを考えられるくらいに回復してきた」ということ。
つまり、悪化ではなく、
次のステップに進もうとしているサインかもしれないのです。
不安が出てきたときに大切なこと
不安が強くなると、
「早く何とかしなければ」
「元に戻らなければ」
と焦りが出てきます。
でもここで無理をすると、またエネルギーを消耗してしまいます。
大切なのは、
「不安が出てきた=ダメになった」ではなく、
「不安が出てきた=回復してきたサインかもしれない」
と、見方を少し変えてみることです。
不安はゼロにしなくていいのです。
不安を抱えながら、少しずつ次を考えていく時期に入った、ということ。
この時期に取り組むことは、休み方や心の疲れの原因によって異なります。
そのため、カウンセリングでお話を整理することで、
今取り組むべきことが見えてくることも多いです。
一人で抱えなくていいカウンセリングもご検討ください
この時期はとても繊細です。
前に進みたい気持ちと、まだ怖い気持ちが同時に存在します。
不安を誰かに相談することは大切ですが、
うつ症状を経験したことのない方や知識のない方に相談すると、
励ましの言葉が逆につらく感じてしまうこともあります。
もし、相談して余計につらくなってしまった経験があるなら、
専門的に取り組んでいるカウンセリングという選択肢もあります。
私たちは札幌で10年以上、うつ症状を中心としたカウンセリングに取り組んできました。
お話をお聴きしながら、今の状態を一緒に確認し、
無理のないペースで次の一歩を探していきます。
不安が強くなると、つい焦ってしまいます。
だからこそ、「無理のないペースで進める」ことがとても重要です。
休んでいて回復してきたと思ったら、突然不安が出てくる。
それは後退ではなく、
回復の次の段階に入ったサインかもしれません。
このような状態のときは、一人で抱えずにご相談ください。
